
6月24日(金)20:00、まさにこの瞬間、北欧の国スウェーデンでは、
ミッドサマー(夏至祭)と呼ばれる一大フェスト(お祭り)がスタートしました。
美しい花冠を身に着けて民族音楽に合わせてダンスをしたり、ゲームをしたり、
おやつタイムには旬のベリーを使ったおやつを食べたりと、夏の訪れをみんなで楽しむミッドサマー。
今回は、そんなミッドサマーについてご紹介しながら、日本でミッドサマー気分を味わえる方法をご紹介します。



厳しい寒さが6カ月も続く北欧の長い冬。
1日の日照時間が1時間もない厳しい冬を超えればご褒美のようにやってくるのは美しい夏で、北欧の人々が愛してやまない季節です。
そんな夏の訪れを、1年のうち一番 日が長くなる夏至にお祝いするのがミッドサマー。
シンボルの"メイポール"という色とりどりの花々で飾りつけられた大きな白樺の柱を立て、
その周りで子供から大人までみんなで「カエルのダンス」を踊ります。
そしてお祭りに疲れたらみんなのお楽しみ、おやつタイム。
北欧のおやつタイムには"Fika"と呼ばれる特別な楽しみ方があるのです。


日本でもおやつタイムはお楽しみですが、Fikaにはもう1つ重要な役割があるのです。
それは「リラックスした時間を共有する」ところ。
スローライフながらも労働生産性の高さで世界にも注目されているスウェーデンでは、「休むときは休む」ことで集中力が増し、仕事も進むと考えられているのです。
そのため、会社や学校、生活の中でどんなに忙しくても、10時と15時の2回はFikaの時間が設けられ、
コーヒーや紅茶と共に甘いものを食べてのんびりした時間を過ごします。


そんな"FIKA"に食べる定番お菓子は”ハッロングロットル”という、バターたっぷりのクッキー。
しっとりホロッホロッ食感の生地の真ん中に、甘酸っぱいラズベリーを乗せた簡単手作りおやつです。
おやつを作る時間も含め、ゆったりとしたひとときを楽しむ北欧おやつ。
北欧はちみつとラズベリーバターならとっても簡単に作れるので、ミッドサマー期間のこの時期に、おやつだけでも北欧気分を味わってみませんか?