そんな状況の中、私達がはちみつ梅を作るならどんなモノが良いのか。 自然とその方向は決まりました。

「はちみつたっぷり。」
「国産のはちみつを使う。」
「純粋はちみつ１００％。」（精製はちみつは使わない）

このこだわりによって、私達ハチミツ屋が自信をもってオススメ できるはちみつ梅が出来ました。
ちょっとお値段高めですが、国産にこだわりたい方、 本物志向の方にはオススメの”常識外れの”はちみつ梅です。

天然はちみつで漬けたはちみつ梅は、はちみつ本来の自然で優しい甘さ を味わえるのですが、たっぷりのはちみつに漬けることで、 実はお米が本来持っている自然な甘みも最大限引き出すことが出来るのです。

ちょっと専門的な話になるのですが、ごはんの甘さは、ごはんの主成分であるデンプンが、 だ液に含まれる酵素によって分解され、マルトースという甘み成分に変わることで引き出されています。 ところがこのマルトース、実はもう１段階甘さを引き出す方法があるのです。それはマルターゼという 別の酵素を加えること。そうすることでマルトースがより甘味度が強い グルコースに分解され、お米自体が本来持っている甘みが最大に引き出されるのです。 はちみつにはこのマルターゼやデンプンを分解する酵素が 含まれているため、おむすびなどに入れることで素材のもつ自然な甘さをお楽しみいただけるのです。

いつもはA級品、粒の大きさも３Lのものを ご提供してきたのですが、今年は梅が50年に一度以上の大不作に。
そのためA級品がほとんど市場に出回らず価格がものすごく高騰してしまいました。 そこで今年のはちみつ梅は、訳アリ品としてお値打ち価格でご提供することにいたしました。
A級品と訳アリ品の違いを下の表にまとめましたので、参考にしてみてください。

『梅干し』と『ミツバチ』。 一見あまり関係なさそうですが、実は切っても切れない関係にあるのです。
梅干しを作るには梅が受粉をして実を作る必要があるのですが、 この受粉を媒介しているのが、ミツバチなのです。梅の着花率が その年の梅干しの収穫量や品質に大きく影響を与えるのですが、 ミツバチ達が梅の花の周りを元気に飛び回ることで、沢山の受粉を行うことが出来るのです。
そのため日本最大の梅の産地『紀州』へも私達が大事に育てたミツバチ達を たくさんお届けしており、元気なミツバチ達を通して、私達も微力ながら 紀州の良質な梅干し作りに貢献させていただいています。