今回秋田屋のモンブラン作りをお願いしたのは、 雪解けはちみつのチーズケーキで、ジャパン・フード・ . セレクションにてグランプリを受賞したパティシエさん。
受賞以来初めての新作ということで、かなり気合が入ってました。

詳しくはこの後のパートでご紹介しますが、 甘さの中にほろ苦いコーヒーの味わいをプラスした ちょっと大人なモンブランに仕上がっています。

・甘さのメリハリを出すためにコーヒームースの層を入れる。
・マロンペースト層と生クリーム層の甘さ馴染みを良く するためにほんのりはちみつを加える。
・土台は食感の変化を出すために、クッキーとタルトを組み合わせる。
そんな各工程のひと手間ひと手間を惜しまず作ることで、５層が織りなす繊細な味わいのモンブランが出来ました。

今回の新作はモンブランということで、マロンペーストがしっかり主役になるよう、 マロンのしっとり感は残しながら、重くなりすぎないようにふんわり軽さも出したい。 そんな理想の状態を追い求めました。その結果、マロンペーストに立て方の異なる ２種類の生クリームを加えるという何とも手間にかかる 作り方に行きつきました。

「もしかしたら他のパティシエさんもやっているのかも しれませんが、モンブランのためだけに開発した作り方です」 そう話す秋田屋のパティシエの顔は自信に満ちているように見えました。